長女が2〜3歳の頃

長女のこと

長女は2歳になっても2語文が出てきませんでした。

食事もスプーンを使うことなく手づかみでご飯を食べていました。この頃、次女がお腹にいたので時々一時保育に長女を預けてので、連絡帳に「お家でもスプーンを使って食べる練習をしてみましょう」と書かれていました。でも上手にスプーンですくえなかったりするとイライラするらしく、スプーンを見ただけで声をあげてスプーンを捨てるのであまり強くは勧めていませんでした。この頃は何でもよく食べていた気がします。

2歳には昼寝をせず、夕方からグズグズで夜はすぐに寝るかといえばそうではなく遊んで寝ません。寝るのが辛いのかもの凄くジタバタして眠りにつきます。頭を床につけ逆V時になるのが眠いサインでしたが、まぶたが閉じようとしても頭を振って拒みなかなか寝付きませんでした。普段はあまり泣くことはなくご機嫌に色とりどりのものを積み上げて一人で遊んでいたように記憶しています。(カラフルなものが好きでした)

長女が2歳になる前に次女が生まれます。初めは私が抱っこしているのでヤキモチを妬いていましたが、頭をなでたり、チューをしたりと愛着はある様子でした。

長女は3歳になると2語文程度の会話ができるようになりました。でもスプーンやフォークを使いませんでした。おむつも外れず気まぐれでたまにおしっこを教えてくれたりしました。

12月に3歳になって、翌年4月に幼稚園に通うことになります。幼稚園に行っても靴箱とところに座ったまま動こうとしません。靴を脱ぎ靴箱に入れる、上履きを履いて教室へ行く。カバンを自分のロッカーに入れてコップやタオルを決められた場所に置く。その一連の流れが2ヶ月経っても長女にはできませんでした。

毎日付き添ってその流れを一緒にやっていく。横にいて「かばんからタオルを出して」と言えば出し、「コップはどこに置くんだっけ?」と言えばオズオズと所定の場所に置くことはできます。しかし、黙っているとずっとその場に座ったままなのです。ずっと。遊びに行くこともなくその場で座ったまま。気になった同級生は「早くお片付けして一緒に遊ぼう」と行ってくれますが返答はしませんでした。

でも、朝のルーティーンを一緒におえて私が「じゃあね、おやつ食べたら迎えに来るね」というと不安そうな顔はしますが、泣いたりはしませんでした。会話のコミュニケーションがあまり取れない状態でしたが、こっちが言っていることはなんとなく理解しているようでした。

そして6月頃に担任の先生から連絡があります。「〇〇ちゃん(長女)にどうやって対応してあげたらいいかわからないんです。私も〇〇ちゃんにとって良い方法を探して行きたいと思っています。検査を受けてもらえませんか?」確かこんなふうに言われた気がします。決して嫌な感じではなく一緒に考えてくれようとしていると感じました。でも「やっぱり」とショックを受けたことを覚えています。

発達障害という言葉は知っていました。1歳半検診の時にも、3歳児検診のときにもちょっと言葉が遅いな。。。的なことを言われていたので、「ウチの子、発達障害かな?でも言っていることは理解できてるし。。」そして、3歳の頃にはひらがなが書けていたので大丈夫なんじゃないか?と間でゆらゆら揺れていました。

その夏、市で行われている発達検査を受け、療育を受けたほうがいいだろうということになり、週に一度幼稚園に通いながら療育を受けることになります。幼稚園でも長女は字が読めたので紙に「カバンを置く」「コップを置く」など書いてもらってできたらかわいいハンコを押して貰えるシステムを考えてくださって、朝のルーティーンの流れが楽しみながらできたようでした。

今思えば朝のルーティーンが理解できず、「今何をやったらいいのか」がわからなかったんだなーと思います。

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